医師紹介
緩和ケア科医師として、緩和ケア外来、緩和ケア病棟を中心にがん緩和ケアに携わっている篠原と申します。 緩和ケアは、まず痛みなどの体のつらさを和らげます。そして、気持ちのつらさや支えてくれるご家族の不安にも対処し、これから「自分らしく」過ごすためにはどうしたら良いかのお手伝いをします。これらの問題は、がんと診断された当初から生じることがあります。緩和ケアにおいて終末期医療は大切な部分ではありますが、それだけではありません。
本来、緩和ケアは命に関わるご病気の方全てに必要ですが、当科ではがんに限って対応しています。
当院の緩和ケア外来には、抗がん剤治療などのがん治療と並行して受診される方や、自宅で過ごしながら訪問診療と並行して受診される方など、さまざまな方が受診されます。必要に応じてがん治療の主治医、あるいは訪問診療医の先生方と連携を取っています。
緩和ケア病棟では、緩和ケア外来を受診中で入院治療が必要になった方、訪問診療を受けつつ自宅で過ごしていて入院が必要になった方、あるいは他院に入院中で当院への転院を希望される方を主に受け入れています。14床と小規模ですが、この地域での役割を果たせるよう、医師、看護師をはじめ色々な職種のスタッフがチームとなって対応しています。
もし何かつらいこと、気がかりなことがありましたら、是非ともお話を聞かせてください。つらさを和らげ、楽に過ごせるように、一緒に考えていきましょう。
当院の緩和ケアについてのお問い合わせは、お電話(患者家族支援課)、情報は、ホームページ、twitter(吉川緩和ケア、@Yoshikanwa)、facebookをご覧ください。
癌と診断された患者様の想いとそのお命に寄り添うことを信念としています。
癌による苦痛から少しでも解放され、一日で長く穏やかに、その人がその人らしく過ごせるように尽力致します。
私たちは、患者さんとご家族の思いに寄り添い苦痛を緩和しながら、最後までその人らしく尊厳をもって生き抜くことができるようにスタッフ全員で援助します。
お問い合わせ先
【医療法人社団協友会 吉川中央総合病院】
〒342-0056 埼玉県吉川市 平沼111番地
TEL:048-982-8311 (代)
FAX:048-982-8315(直通)
患者家族支援課 担当 吉田
緩和ケアとは
がん患者さんは、がん自体の症状のほかに、痛み・倦怠感などの様々な身体的症状や、落ち込み・悲しみなどの精神的な苦痛を経験します。
「緩和ケア」はがんと診断されたときから行う、身体的・精神的な苦痛を和らげるためのケアです。(日本緩和医療学会HPより)